丸昇農材の想い
わたしたち丸昇農材は1950年(昭和25年)に創業 しました。最初はトラクターの刃などの農作業に必要なものを開発し、以来現在に至るまでずっと農業のための技術革新に挑戦し続けてきました。
農業は経験が重要視される世界ですが、農業の歴史は技術革新の歴史でもあります。農機具の革新、栽培法の革新、人は創意工夫を繰り返し、積み重ねた経験に新たな技術革新を掛け合わせることで、いかに品質の高いものをより多く収穫できるようにするかを考えてきました。
そして20世紀に入って登場したビニールハウス(グリーンハウス)は、農業の技術革新に大きな転機をもたらしました。それまでその土地土地の自然に依存するしかなかった栽培環境を、ある程度コントロールする術を手にしたのです。温度のコントロールにはじまって、CO2濃度、湿度、日射量、潅水方法など、特にIT技術の登場以降はハウス栽培における環境制御がさらに重要なキーワードとなりました。長年培ってこられた経験に、大きな武器が加わったのです。
作物を栽培するということは、突き詰めれば、植物の光合成をいかにコントロールするかということに尽きます。いかに光合成させるか、その光合成によって生み出された養分を葉や茎あるいは実にいかに効率よく転流させるか。またそうして栽培した作物を病害虫からいかに守るか。そのために最適な環境を作り出すことがハウス栽培における最重要ポイントとなり、環境制御の技術や知見は日進月歩で飛躍しています。
経験と技術が相乗効果を生み、進化し続けているのです。
同時に農業という点では、投資に対する費用対効果や、労力の軽減といった観点も重要になってきます。どういった設備を整えて、どれだけの収量を見込んで、そのための労力をどう抑えるか。特に高齢になるにつれ、長く続けていくためにも労力の軽減は大きな課題になります。
丸昇農材ではグリーンハウス事業を主軸としていますが、「ハウスを売ること」「付随する設備を売ること」だけを目的にしていません。お客様である農家の方が抱える課題や目的に合わせて、その解決方法を提案することを第一にしています。なぜなら課題も目的も個々に全く違うはずで、既製品を売るだけで解決できるケースなんてまず存在しないからです。
新たにハウスを建てる場合でも、そもそも土地の立地や形状が異なります。既設のハウスに設備を導入する場合も、状況や予算にあわせた施工が必要になります。施工後のメンテナンスや運用も考慮する必要があります。相談される方の年齢や後継者の有無で条件が変わってくることもあります。
潅水の問題ひとつでも、水は十分にあるか、水質はどうか、適した水量を制御して送れているか、過不足なく送れているか、排液の環境負荷は基準を満たしているか、労力の軽減を測れないかなど、検討すべき項目は多岐に渡ります。
それぞれの話を十分に聞いて、課題や目的を洗い出し、最適な提案をお客様と一緒に作り上げていく。それに基づいて、ハウスの構造設計から必要な設備や部材の選定、導入、運用アドバイスからメンテナンスまで、ニーズに応じて総合的にサポートする。それが私たちの仕事であり、それが出来ることが私たちの強みでもあります。
私たちは技術の面で、農業に貢献したいと日々願っています。
高知・須崎発の技術で農業に大きく貢献することができれば、それは自分たちの暮らす地域への貢献にも繋がります。地元の魅力が高まり、この地で働きたい、ここで暮らしたいと思われる方が増える、そんな未来を願い、想い描いています。
経験×革新
農業の世界が積み重ねてきた経験を、
技術力で支援する。
農業に従事される方に寄り添って、
一緒により良い未来を作っていきたい。
それが私たち丸昇農材の想いです。